どうも、美味しいご飯と家電大好きブロガーのこねもり(@konemori39)です。

炊飯器を選ぶときに、加熱方式やメーカーごとの性能にこだわる人は多いかと思いますが、内釜までしっかりと吟味してから購入される方は少ないはずです。
そこで今回は、炊飯器に欠かせない重要アイテムこと「内釜」について、じっくり詳しく解説していきたいと思っています。



これから炊飯器を買う予定の方や、毎日食べるお米をより美味しく炊き上げたい方は、ぜひ最後まで読んでいって下さいね♪
内釜の種類4タイプと特性の違い
内釜の種類の違いによって、ご飯の炊き上がり方や加熱方式が大きく変わってきます。



- 鉄釜
- 銅釜
- 炭釜
- 土鍋釜
ご飯の炊き上がりの美味しさは、これらの釜の種類によって大きく左右されてきます。特徴や好みに応じてじっくりと選んでいきましょう。



鉄釜の特徴
発熱性が非常に高いのが「鉄釜」の特徴です。



- 発熱性に優れた内釜
- 高火力タイプの炊飯器との相性◎
- 短時間でふっくら炊ける
- 他の素材よりやや重い
- 主なメーカーは象印、日立など
圧力IH式などの高火力な炊飯器と相性がよく、鉄の素材を生かし短時間でふっくらとしたご飯が炊けます。
比較的リーズナブルなものからハイスペックなものまで幅広くあるので、予算に合わせた選び方が可能です。
ただし鉄釜は、他の素材と比較すると少し重いタイプが多いのがデメリット。



もしも重さが不安な方は、事前に店頭などで重さを確認してから購入を決めるのが良いでしょう。
銅釜の特徴
熱伝導性が非常に高いのが「銅釜」の特徴です。



- 熱伝導性に優れた内釜
- 多層釜のコーティングに使われる素材
- 短時間でふっくら炊ける
- 主なメーカーはパナソニック、東芝など。
パナソニックなどの多層釜のコーティングの素材としてよく使用されています。
銅の方が鉄よりも熱伝導性に優れており、より短い時間でお米を炊くことができます。



鉄よりも電気を伝えやすいアルミニウムの熱伝導率(熱の伝わりやすさ)は鉄の約2.8倍、さらに電気を伝えやすい銅の熱伝導率はアルミニウムの約1.7倍になります。
「熱を伝えやすい金属はどれ?」より引用
鉄釜と同じく、とてもバランスに優れた内釜なのが銅釜の強みと言えるでしょう。
炭釜の特徴
遠赤外線効果が高いのが「炭釜」の特徴です。



- 遠赤外線効果が高く、冷めにくい内釜
- 金属製のものよりも軽い素材
- お米の中にしっかりと水分を含んでくれるので旨みをギュッと閉じ込める
- 衝撃に弱くて壊れやすいのが難点
- 主なメーカーは三菱、東芝など
炭釜は、金属素材のものと比べて発熱性がとても高く、そして冷めにくいといった特徴があります。
加熱から沸騰までの時間が短く、お米の中に水分をしっかりと閉じ込めてくれるので、お弁当などにも最適な「冷めても美味しいご飯」が実現できます。
ただし、金属や鉄などの素材と比べて、衝撃に弱く壊れやすいのが難点です。



土鍋釜の特徴
蓄熱性が高いのが「土鍋釜」の特徴です。



- 蓄熱性と遠赤外線効果により、長時間保温に適した内釜
- 土鍋釜特有の和食に合うもっちりとした炊き上がりが特徴
- 保温時の電気代が比較的安い
- 衝撃に弱くて壊れやすいのが難点
- 主なメーカーはタイガーなど
遠赤外線効果や土鍋釜特有の蓄熱性により、長時間保温に適した内釜です。
一度温まると熱がなかなか冷めない特性があるので、保温時の電気代が他の内釜と比べると比較的に安いのもメリットの一つです。



ただし、炭釜と同様に衝撃に弱く壊れやすいので、扱いには十分に気を付けましょう。
内釜についてのQ&A



- 内釜の値段の違いについて
- 内釜の洗い方について
- 内釜の寿命について
- コーティングの剥がれについて
これから炊飯器を購入する方や、日頃のお手入れ方法・管理方法を知りたい方はぜひご参考下さい。
内釜の素材で値段は違ってくるの?
内釜の値段についてですが、基本的に「お米が美味しく炊ける素材」は高価である場合が多いです。



炭釜や土鍋釜には「遠赤外線効果」があり、お米の中まで熱をしっかりと伝えることができます。



金属製の内釜は、炭釜や土鍋釜と比べると味は劣ってしまうものの、熱効率がとても高く「早炊き機能」に優れているのが特徴です。
早く炊きたいなら「金属釜」美味しさにこだわるなら「炭釜・土鍋釜」を購入するのが良いでしょう。
内釜の洗い方ってどうすればいいの?
普段、何気なく使っている炊飯器ですが、意外と「正しい内釜の洗い方」って知らない方も多いのではないでしょうか。
内釜にお米がこびりついているからといって、タワシでゴシゴシ擦って無理やり洗い流そうとするのは絶対にNGです。



炊飯器の掃除に適したグッズは、
- やわらかいスポンジ
- 食器用洗剤
- ふきん(キッチンペーパーでもOK)
- 掃除用ブラシ(歯ブラシや綿棒でもOK)
などが挙げられます。
また、炊飯器のにおいが気になる場合には、クエン酸や重曹などを用いると良いでしょう。
▼炊飯器の詳しい掃除方法についてはこちら


内釜の寿命ってどれくらい?



実はコレ、本当なんです!!
炊飯器本体の寿命が7〜10年なのに対して、内釜の寿命の平均はおよそ3〜5年ほどしかありません。



炊飯器に寿命が近づくと、まず内釜のコーティング部分が剥がれ落ちてきます。



- 温度センサーの反応が悪くなる
- お米に炊きムラができる
- 炊き上がりの美味しさが半減する
美味しいご飯を食べるためにも、内釜の寿命サインをしっかりと見極めていきましょう。
▼内釜や炊飯器の寿命についてはこちら


内釜のコーティングが剥がれてきたけど大丈夫?



結論から言いますと、内釜のコーティングが剥がれて、それを食べてしまったとしても健康に悪影響を及ぼすことはありません。



確かに内釜のコーティングが剥がれ落ちたとしてもカラダに悪影響は出ないのですが、お米の炊き上がりやお手入れなどに大きく影響を及ぼします。
- 内釜にお米がこびりつきやすくなる
- お米に炊きムラが出やすくなる
- 腐食やサビの原因になる
内釜の寿命はおよそ3年ほどと言われており、寿命が近づくと内釜のコーティング部分が徐々に剥がれ落ちてしまいます。



内釜のコーティングが剥がれてきたと感じたら「修理」や「買い替え」をすることで、毎日食べるご飯をより美味しく炊き上げることができます。
▼内釜の剥がれについてはこちら


【炊飯器】内釜の種類の違いについて詳しく解説します!:まとめ
本記事は「【炊飯器】内釜の種類の違いについて詳しく解説します!」について書きました。



- 鉄釜…発熱性◎
- 銅釜…熱伝導性◎
- 炭釜…遠赤外線効果◎
- 土鍋釜…蓄熱性◎
内釜の種類や材質の違いは、お米の炊き上がりの完成度に大きく影響します。



炊飯器本体のスペックも大事ですが、お米の美味しさや炊き上がり具合を追求したい方は、内釜の種類にも気を付けて選んでいくと良いでしょう。
この記事を参考にしながら、自分の好みに合った内釜を選んでいただけたら嬉しいです。
どうも、こねもり(@konemori39)でした。
コメント