どうも、都内1LDKで彼女と同棲暮らしをしているこねもり(@konemori39)です。

ブラックキャップとは、ゴキブリの大好きな匂いでおびき寄せる「ゴキブリ用毒餌剤」のこと。
巷では「ゴキブリ対策最強グッズ」なんて言われているブラックキャップですが、一方でこんな噂も。



まず結論から先にお伝えすると、ブラックキャップを使ったとしても家の外にいるゴキブリを集めるほどの「誘引効果」はありません。



とはいえ、本当に逆効果ではないのかなんて、実際に使ったことがある人でなければ分かりませんよね。
そこで今回は、実際に6ヶ月間ブラックキャップを使ってみた我が家のリアルガチなレビューをたっぷりとお伝えしていきます!
- ブラックキャップは逆効果ではない
- 置き場所はどこが良いのか
- 設置する時期はいつが良いのか
- 実際に使ってみて感じた効果とデメリット
ゴキブリ退治で困っている方や、ゴキブリが嫌いで仕方ない方は、ぜひ最後まで読んでいって下さいね♪
ブラックキャップの匂いは逆効果ではありません!
先ほどお伝えしたとおり、ブラックキャップを使用しても、家の外にいるゴキブリまでおびき寄せてしまう心配はありません。
とはいえ、ブラックキャップの臭いはとても独特で、パッケージから取り出した瞬間に「うわっ臭っ!」と鼻をつまみたくなるほどツーンとした匂いを感じます。



ここでは、ブラックキャップの匂いがゴキブリ撃退の逆効果ではない理由について詳しく解説していきます。
- 誘引剤の匂いの特徴
- 匂いの効果がある距離
それでは、どうぞ!
誘引剤の匂いはそこまで気にならない
ブラックキャップを開封すると、その瞬間ムワーっと独特な匂いを感じます。



この匂いの正体は、中に入っているクリーム色をした半生状のエサ(誘引剤)です。
中にある毒餌が、ゴキブリの大好きな匂いを発しているため集まってくるってわけですね。
確かに開封直後はとても臭いのですが、設置をしてしばらく経過すると匂いが徐々に薄れていき、2〜3日もすれば匂いは全然気にならなくなります。



匂いの効果はせいぜい半径1〜2mほど
ブラックキャップがいくら「最強のゴキブリ撃退グッズ」だからといって、隣家や外のゴキブリまで匂いで引き寄せてしまったら逆効果ですよね。



ブラックキャップの誘引効果は、離れていてもせいぜい半径1〜2mほどです。
半径1〜2mほどの距離でしかゴキブリを誘引できないのであれば、外にいるゴキブリが引き寄せられるほどの効果はないと言えるでしょう。



ただし、ドアや窓が開けっぱなし状態だと、もしかすると匂いにつられた外部のゴキブリが「よっしゃ!入ったろ!」って侵入してくる恐れがあるかもしれません。
家の中にゴキブリを匂いで引き寄せたくないのであれば、戸締りはしっかりとしておきましょう。
ブラックキャップの最強すぎる7つの効果とは
ネット上で「ブラックキャップが最強!」と噂されるほどゴキブリ駆除には欠かせないこのアイテム。
では、一体なにがそんなにすごいのでしょうか?



- 速攻性がある
- メスの卵にも効果あり
- 巣に潜むゴキブリもまとめて撃退
- 耐性のあるゴキブリにも効く
- 半生でエサが食べやすい
- 警戒心を解く設計
- 置くだけで簡単な設計
ブラックキャップがどうやってゴキブリに効いているのか知りたい方は、ぜひご参考下さい。
速攻性のある成分が含まれている
ブラックキャップには、置いたその日から効果が現れる「フィプロニル」が配合されています。
パッケージには「速攻性」と書かれていますが、厳密には「遅効性」の毒餌です。
この遅効性のおかげで、ブラックキャップの餌を食べたゴキブリが巣まで帰ることができます。



とはいえ、毒餌を食べたゴキブリは数時間後にはバッタリと死んでくれるので、決して「速攻性」がないワケではなく十分なスピード感でしょう。
メスが持っている卵にも効く
ゴキブリの卵は、卵鞘(らんしょう)と呼ばれる固いカプセル状の鞘(さや)で守られています。
卵鞘のやっかいなところは、頑丈な鞘で覆われているため殺虫スプレーを吹きかけても卵にダメージを与えられないということです。
ブラックキャップの毒餌に使われている「フィプロニル」は、なんとこの卵鞘にまで効き目があるため、ゴキブリの親と卵のダブルに効果がみられるのです!
巣に潜むゴキブリを連鎖駆除する
ブラックキャップの毒餌を食べたゴキブリは、その場ですぐ死ぬのではなく巣に帰ってから息絶えます。
ゴキブリの習性として、他の仲間のフンや死骸を食べることがあるのですが、毒餌の効果は「フンや死んだゴキブリを食べた仲間」にまで影響します。



この連鎖駆除の効果によって、巣に潜むゴキブリを丸ごと一網打尽にすることができるのです。
耐性のあるゴキブリにも効く
近年、殺虫スプレーに対して「耐性」を持ったゴキブリが誕生しているそうです。
そんなヤツらにもお構いなしに、ブラックキャップは毒餌を食べたゴキブリたちを葬ってくれます。
本当に頼もしい限りですね!!
半生でエサが食べやすい
ゴキブリは食べ物に対する好みがとても強く、意外とグルメな一面があります(笑)
そんなゴキブリたちが食いつく匂いに加えて、幼ゴキも食べやすい「半生タイプ」を採用しているため、食いつきやすく効果が出やすいのです。
警戒心を解く設計
ブラックキャップの構造は、どこまでもゴキブリの習性を熟知しています。
ゴキブリにとって、安心して食事できる環境を整えるために、あえて「狭くて暗い空間」を作り出し、誘い込みやすくしているのです。



置くだけ簡単!コンパクト設計
ブラックキャップはコンパクトなサイズ感なので、邪魔にならず置き場所に困ることもありません。
- 直径…約4.5㎝
- 高さ…約2.5㎝
実際にメジャーで測ってみたところ、大体これくらいの大きさでした。
こんなに小さいにも関わらず、効き目は「ゴキブリ駆除グッズ」最強クラスなのが本当に頼もしい!



ブラックキャップ「屋外用」との違いはどこ?
ブラックキャップには通常タイプの「屋内用」と、外に設置ができる「屋外用」の2種類があります。
▼通常タイプはこちら
▼屋外用タイプはこちら



屋外用の特徴としては以下のとおり。
- 灰色のボディと四角い形
- 裏側に固定テープがついている
- 雨風に強い設計(排水・防水機能つき)
- エサは水に溶けにくいタイプ
通常用と比べると風に飛ばされにくい設計だったり、エサが雨に溶けないように「排水・防水機能」がついていたりと、家の外に置くための作りになっています。
どちらもゴキブリ駆除の効き目は同じレベルですが、用途によって使い分けることでより「高い効果」を発揮できることでしょう。
ブラックキャップの効果的な設置時期はいつ?
「最強のゴキブリ駆除グッズ」として呼び声が高いブラックキャップですが、せっかく設置するのなら最大限の効果を発揮させてあげたいですよね。
ブラックキャップの効果を得るためには、まず大前提として「エサをゴキブリに食べさせる」必要があります。
よって、ゴキブリがもっとも活動的になる時期にブラックキャップを設置することで、効果を最大限に引き出すことが可能となるでしょう!
【大前提】ゴキブリが活動する時期とは?
ゴキブリが活動を始める時期は、春先のちょっと暖かくなってきたころ。



そして、7月〜8月の気温が25度を超えてきてからがゴキブリの最盛期です。
この時期には、そりゃあもう数えきれないほどのゴキブリがエサを求めて徘徊し始めます。



【3〜4月】ゴキブリ最盛期のちょっと前に設置するのがベスト
結論から言いますと、ブラックキャップの設置で最もベストな時期は「3月〜4月」ごろです。



- ゴキブリが活動的になるタイミングだから
- ブラックキャップの有効期限や交換時期を考慮したいから
先ほどお伝えしたように、ゴキブリが活動的になり始めるのは「3月〜4月」ごろ。
このタイミングでブラックキャップを設置しておけば、ゴキブリと遭遇することなく駆除できますね。
また、ブラックキャップの有効期限が「約1年間」ですので、毎年この時期に交換をしておけば、1年間ずーっとゴキブリと遭遇することはありません。



ブラックキャップの効果的な置き場所はどこ?
ブラックキャップの置き場所については「公式サイト」でも詳しくアナウンスされています。
【質問】どんな場所に、どのように置けばいいですか?
【回答】キッチンの棚の中、コンロの下、引き出しの中、流しの下、冷蔵庫の下や机の裏側など、ゴキブリがよく出る場所に置いてください。
なお、ゴキブリの幼虫は巣にかくれてあまり出歩かず餌を探す能力が少ないので、できるだけたくさんの毒餌剤を設置し、毒餌剤と出会う機会をふやすのが効果的です。
引用元:アース製薬「ブラックキャップに関するよくある質問」



- キッチンの棚の中
- コンロの下
- 食器棚の中
- 引き出しの中
- 流し台の下
- 冷蔵庫の下
- 電子レンジのまわり
- 洗濯機のまわり
- 洗面台の中
- 鉢植えの横
ブラックキャップを設置する場所のポイントとしては「ゴキブリがよく通りそうな場所に置く」ことです。
もう少し具体的にいうと、
- ゴキブリの侵入経路
- ゴキブリが逃げ込みそうな場所
- ゴキブリが好む場所
などに置けるとより効果的でしょう。
【検証】ブラックキャップを6ヶ月使ってみた我が家の効果をレビューします!
それでは、実際に6ヶ月間ブラックキャップを使ってみた我が家のガチな実体験レビューをしていきます!
- 都内1LDK
- マンションの1階
- ベランダは雑草だらけ
- ゴミ捨て場が近い
- 使用期間は6ヶ月
レビューを書く前にざっくりですが、我が家の使用状況についてまとめてみました。
住んでいるところがマンションの1階なのですが、ベランダ周辺がめっちゃ草木で覆われています(笑)
さらに、玄関を出てすぐの場所にマンション専用のゴミ捨て場があるのですが、ゴキブリたちにとっては「お宝の山」と言わんばかりの段ボールとゴミがあります。



「ゴキブリ対策最強グッズ」として呼び声が高いブラックキャップですが、果たして我が家のような劣悪極まりない環境でも通用するのでしょうか?
ブラックキャップ12個の「置き場所」はこちら
我が家では12個入りのブラックキャップ(通常タイプ)と、8個入りの屋外タイプを購入。
そして、以下の場所に設置しました。
- 台所の床(2箇所)
- 冷蔵庫の近く(2箇所)
- キッチンの棚の中(2箇所)
- 食器棚の中
- 電子レンジの近く
- 洗濯機の近く
- 洗面台の近く
- 洗面台の中
- 植物の近く
- 玄関まわり(4箇所)
- ベランダの外(4箇所)
それでは、実際の写真を見ていきましょう!
台所にはゴキブリの餌になるような食べカスや、排水口まわりの生ゴミなどがたくさんあるので、ちょっとオーバーキル感がありますが念入りに置きました。
冷蔵庫の裏側にゴキブリの巣ができるってよく聞くので、冷蔵庫の近くにも2箇所置いてます。
キッチン棚は上段と下段があるので、それぞれに1つずつ置いています。
(電子レンジの写真)
電子レンジの近くも、ゴキブリが好きそうな隙間ができやすそうなので念のために置いておきました。
続いては、脱衣所エリア。洗濯機のまわりもゴキブリが出てきそうは雰囲気だったので置いています。
洗面台のまわりや収納の中にも。
アース製薬さんによると、鉢植えなんかにもゴキブリが寄ってくるそうなので一応置いてます。
続いては「屋外タイプ」の設置。
ゴキブリの侵入経路をネットで調べてみると「玄関からも入ってくるよ!」と書いてあったので、結界を張るかのごとく4箇所に設置しました。



ベランダも雑草ジャングルで怖いので、ブラックキャップで結界張ってます。なんとなくゴキブリが潜んでいそうな場所に「屋外用」を設置。
室外機のまわりにも置きました。
家にゴキブリが住みついていたか見分ける方法
ブラックキャップは、中にある誘引剤がかじられているかどうかで、家にゴキブリが住みついていたのか簡単に確認することができます。
- 誘引剤に凹凸がある…ゴキブリにかじられた証拠→ゴキブリが住みついていた
- 誘引剤がつるつる…ゴキブリにかじられていない→ゴキブリがいなかった
ちなみに我が家では、設置したブラックキャップ(通常タイプ)を12個設置していましたが、一つもかじられた形跡がありませんでした。



試しに外に設置していた「屋外用」のブラックキャップも確認してみたところ、もう見るも無残なほど毒餌がスッカラカン状態に……。



半年以上経つと効果が薄れてくるかも……!?
ブラックキャップを設置してから約6ヶ月。家の外でゴキブリと遭遇することはあっても家の中では一切ゴキブリを見ることはなく快適な生活を送っていました。
……が、しかしッ!!
設置してから半年が経過した9月の中旬ごろ、お風呂に入っていると「やぁ!こんばんは!」と言わんばかりにテクテク歩く幼ゴキの姿が……。



すぐさま玄関に常備している殺虫スプレーを取りにいくも、ヤツの姿がどこにもいない。



そこからは「いつ再びアイツと遭遇するか……」っていう不安と恐怖で、しばらくの間はお風呂に入るのが本当に憂鬱な日々でしたね(泣)
【悲報】半年使用したブラックキャップに「カビ」が生えてた
今まで一切ゴキブリと遭遇しなかった我が家にゴキブリが現れるようになったのは、恐らくブラックキャップに「カビが生えていた」のが原因だと思っています。
お風呂場や流し台などの「湿気の多い場所」に置いておくと、吸湿して餌にカビが発生してしまうそうです。
ゴキブリが出始める時期は4~5月ほどで、成長する前に置くように3月頃に置く方が良いと思いますが、大体みなさんは出現してから設置しますよね?
そうした場合、梅雨や夏の時期をまたぐことになり、湿度が高い日が続くと、環境によって「餌に1ヶ月ほどでカビが生える」状況になります。
私は、こうしたことがあったので、メーカーに問い合わせてみました。
すると、「カビが生えない使用にはしているが、ゴキブリは生ものを好むので完全には出来ない」とのことです。
引用元:Amazonカスタマーレビュー
カスタマーレビューを見てみると、メーカーの回答としても「完全な防カビ仕様にはできない」とのこと。
また、アース製薬の「公式サイト」でも、このように回答されています。
【質問】効果はどれくらい持続しますか?
【回答】設置後約1年間です。
しかし、長期間セットしておくと、ほこりを被ったり吸湿したりして、誘引性や摂食性が悪くなることも考えられます。その場合は1年以内でも交換してください。
引用元:アース製薬「ブラックキャップに関するよくある質問」
ブラックキャップの誘引剤は、ゴキブリが一番大好きな「半生タイプ」を使用しているため、湿気にはめっぽう弱いんですね。



【結論】ブラックキャップの効果は凄い!けど「デメリット」もあり
ブラックキャップを6ヶ月使ってみた結果!最強だったのか。それとも逆効果だったのか……。
結論をいうと、
ブラックキャップの効果はすごい!けど「最強」とまではいかないかなぁーっていう感じの結果でした。



使ってみて効果を感じた点としては、
- ゴキブリと6ヶ月遭遇せずに過ごせた
- 匂いもそこまで気にならない
- コンパクトで設置も簡単だった
- ぜんぜん逆効果じゃなかったよ!!
って感じ。一度設置しちゃえば後はほったらかしでもゴキブリを退治してくれるのが嬉しいですよね。



逆にデメリットに感じた点としては、
- 6ヶ月以上経つと効果が薄れる
- 誘引剤にカビが生えると使い物にならない
- たくさん置きすぎると設置場所を忘れる
メーカー情報では「1年間の使用期限」となっていますが、正直のところ6ヶ月効果が持つのも厳しいんじゃないかなぁーってのが僕の感想です。



たくさん置きすぎちゃうと設置した場所を忘れちゃうってのもデメリットですね。まぁーこれは僕が忘れっぽいのがいけないのですが(笑)
とはいえ、当初気がかりだった「ブラックキャップ、実は逆効果なんじゃないか説」が、完全にデマ情報だったっていうのが分かったのは良かったです。



多少のデメリットはありますが、それでも完全に置いていない状態よりは十分に「ゴキブリ駆除」に貢献してくれているので、本当に頼もしいやつです。



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